2016年6月19日日曜日

「命をいただく会」レポート

鶏の命を自らの手でいただき食べる という体験のレポートですので

読みたくない方 見たくない方は 閉じてださいね

終始穏やかな雰囲気の中での作業 

そして穏やかな写真を選んだつもりですが…


パラパラと集まり出したメンバー 

みんなどんな思いを抱いて この日をむかえたのかな?

 来客に喜ぶ 看板犬の ハナちゃん

動物大好き 犬大好きな長男は 仲良しになったみたい♪


今回 ご縁をいただき 貴重な体験をさせていただいたのは

安平町にある “こころ自然農園”

家族で自然と寄り添いながら 丁寧に大切に

 平飼いで鶏を育て 有精卵の玉子や 安全な野菜を生産しています

今回は数が増えすぎた雄を7羽 提供して頂きました


まずは 農園を案内していただき 説明を聞きます

いきいきと歩き回る鶏たち


前回は小さなヒヨコだった新入りさんも こんなに大きくなり

鶏が大好きになった長男は 「おとなになったら にわとりさんかうひとになりたい!!」とおお張り切り

てすが この後は 仲良くなった鶏さんとお別れです

この一週間 何度も命をいただくことについて

これから 起こることについて

たくさん たくさん 一緒にお話し 考えてきました

「かなしいからみない!!」と言っていた長男

「やりたい!!たべたい!!」と言っていた長女

さぁ どうなるんだろう?


最初は不安げだった 二人も 始まると終始このようす

食い入るように 興味深く 見つめていました

「あーちがでたね」「これでしんじゃうの」

「おめめがとじてきたね」「うごかないね しんだの?」

「さわっていい?」「ありがとう。だね」と

私はというと 鶏を足の間に挟め 顔を押さえ

さぁ、やろう!と心にきめて

よし、やろう!と勇気を出して

ごめん!と口に出して

ようやく 3回目の決心で 手が動きました

足はガクガクするし 手は震えるし 涙は勝手に出るし

切り方が浅くて 長いこと目を閉じてくれなかった 鶏の目を見ながら

「ごめんね ありがとう おいしく食べるからね」

と 思いきり 感情移入

3回目の経験だから もう少し 冷静かな?と

思っていたけど やっぱり命が消えるのは 辛かった


志願した6名と 農園のオーナーで 7羽の命をいただき

全員が終わり 横たわった鶏を見たとき なんだか ものすごく ホッとしました

みんな それぞれ色々な思いや 葛藤のなか

感謝の気持ちで 行われた雰囲気は なんだか神聖さまで 感じました


命が消えた鶏は もう肉でしかなく 私の目には美味しそうにしか見えず

魂が抜けた体は ものなのだなぁ。とおもいました

ここからは 本当に作業 でも丁寧に大切にやらせてもらいました

まずは お湯につけ羽をむしり

頭や脚を落とし 部位ごとに分け 内蔵を取ります


むね肉 もも肉 ささみ ハツにスナギモにレバー

まだ少し温かい そして美しい


農園のご家族が おいしく頂くためにたくさんの準備をしてくださいました

すみからすみまで おいしく食べましょう


そのままでは固いお肉ですが 圧力鍋やダッチオーブン ミンサーを使って 食べやすくお料理

ささみはお刺身 ももやくびは ダッチオーブンや圧力鍋で むねはハンバーグ ガラはスープ

どれも 本当においしく 子どもたちも もりもり食べました


食事の後は イチゴ狩りまでさせていただき

だいだい大満足の メンバー


最後に「いただきます」という絵本を読んで

今日の体験を各自ふりかえり 解散となりました

もしかしたら

まだ小さなこどもに 見せるものではないと

 思う人も いるかも しれない

だけど 私は 今回子どもたちと 緒に体験して

良かったな 間違ってなかったな と思います

だって 私たちは何かの命をもらわなきゃ 生きていけないし

自分が知らなくても 誰かがやってくれているこの 労力を知るべきだし

普段口にしている お肉がどんな生き物なのかを 知ることも必要だと思うんです

私たちは 食べたもので出来ているんだから


おうちに帰ってからは 持ち帰った ガラでスープを取り ラーメンや雑炊にしたり

玉子は たまごかけご飯や プリン


シフォンケーキにして いただきました

シフォンケーキは 当日参加出来なかった

旦那への父の日のプレゼントとなりました!!

こころ自然農園のご家族と 今回企画してくれた仲間たち 

私が思いきり体験出来るように子守りをしてくれた母 

そして鶏さんに 感謝します

ありがとう!!

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